筆者がもっともおすすめしているギャグアニメが、京都アニメーション制作の「日常」です。独特な間とシュールな演出が笑いをさそってくれます。
そのなか本記事では、ついつい吹いてしまうような爆笑ポイントを15個ピックアップしました。
- 日常なんてみたことない
- 全26話もみる時間がない
- おもしろいところだけ知れればいい
というような想いをもっているかたは、ぜひさいごまでご覧ください。
もちろん、日常を愛してやまないかたにも読んでほしいです。「あ!そこは自分も爆笑したわ!」と懐かしい気持ちになるはずです。
京アニ制作の「日常」とは

「日常」の原作は、著者・あらゐけいいちによるマンガになります。2006年5月から10月にかけて、月刊少年エースで読み切りとして連載がスタートし、4コマnanoエースにも連載されました。単行本は192話の全10巻になります。
アニメもマンガも好評なタイトルで、2015年には読売新聞主催の「SUGOI JAPAN Award」マンガ部門で第6位に入賞した経歴をもちます。
アニメは全26話で2011年4~9月にかけて放送されました。
制作は京都アニメーション。監督は中二病やユーフォなども担当した石原立也さん、副監督にはヴァイオレット・エヴァーガーデンで監督を務めた石立太一さん、シリーズ構成にはシュタゲや宇宙よりも遠い場所の花田十輝さんらが参加しています。

いま考えるとクッソ豪華なスタッフ陣よな
「日常」のおもしろい&爆笑名シーン15選
第1話:日常の2
ゆっこが、お弁当のさいごに残したウィンナーのお話。壮大に食べ物を粗末にするのだが、無駄な演出にナゾのスピード感は笑うしかありませんでした。
アニメは序盤が大切だといいますが、とてもインパクトがある第1話。さらに、次のエピソードの全校集会では、ゆっこの頭にゲソが付いていたり、桜井先生の下駄箱には弥勒菩薩が入っていたり、意味不明なネタで笑いを誘ってきます。
第2話:Bパート
日常のなかでも語り継がれている伝説回。宿題を忘れたゆっこが、みおちゃんにノートを借りるのですが、みおちゃんは間違ってBL風に落書きしたノートを渡してしまったのです。
それをみられたくないみおちゃんは、ノートを間違えたとゆっこに迫りますがノートを返さないゆっこ。
しまいにはノートを持って逃げ出すのですが、そこで伝説の廊下追走劇が始まります。この作画とスピード感は京アニの凄さで、爆笑不可避です。
第6話:日常の24
このエピソードは、校長と鹿のナゾバトル。学校の敷地内に鹿がいること自体意味不明なのですが、その鹿と戦う校長がこれまたおもしろい。
日常の謎プレイで笑いを取っていくスタイルの良さが出たエピソードだと思います。ちなみに、この回で校長がちょっと好きになります。
第9話:日常の39
町内会の大福フェアを手伝うことになったみおちゃんのお話。
みおちゃんの「フェアじゃねぇよ!」ってツッコミが最高に笑えますね。ちなみに、大福フェアは何度もありますので、一度ハマったかたは次回の大福フェア回も爆笑できます。
第11話:日常の47
ゆっこの英語テストシーン。
ゆっこが英単語問題につまずくんですが、問題がこれまたおもしろい。謎のキャラクターを訳さなければならないゆっこの戦いは爆笑不可避です。
しかも、ゆっこのCVの本多真梨子さんがこれまた笑いを誘ってくれるベスト演技!
第12話:日常の51
個人的におすすめしたい日常の名シーンベスト3。
みおちゃんとゆっこが遊園地に遊びに行き、ゆっこの財布をみおちゃんが落してしまい、ゆっこが真顔で遊園地を過ごすエピソード。
あの絶妙なゆっこの真顔は笑うしかありませんし、真顔ゆっこの傍らでめちゃくちゃ楽しむみおちゃんのギャップは凄まじいです。
第16話:日常の64
ゆっこがリニューアルした喫茶店でコーヒーを注文するエピソード。
「S」「T」などカフェのサイズがわからないゆっこが、定員とサイズを巡ったコントがこれまた笑える。
ゆっこはおもしろいし、定員はかわいいし、最後のオチも完璧な神回です。
第16話:日常の65
みおちゃんのBL作品がバレてしまいそうになるエピソード。
偽札が流行っているということで警察官から持ち物チェックを受けてしまうのですが、そのカバンのなかには秘密にしていたBLマンガが...。
それを隠すためにみおちゃんが必死に抵抗するという流れです。これも日常ではかなり有名なエピソードです。
第17話:日常の69
なのちゃんの家で、ゆっことみおちゃんがトランプタワーを作ろうとするエピソード。
トムとジェリー風にセリフが一切ないスタイルで笑いを取りにくる神回。「なんでそうなるのよ!」というオチは笑うしかありませんでした。
あと、メガネを外したまいちゃんがかわいい。
第17話:体育館裏1
中之条の貴重な髪が刈られてしまうお話。
「中之条ぉぉぉぉぉぉぉ!!!」と叫びたくなります。
第19話:日常の79
日常のなかでも数少ない感動回。ゆっこから高跳びを教わるみおちゃんのエピソードです。
中島みゆきさんの「ヘッドライト・テールライト」も流れるほど、感動的な爆笑シーンがみられます。魚雷飛びの真髄をみせつけられます。
第19話:日常の81
ゆっこ・みおちゃん・まいちゃん3人による神社エピソード。
神社なのに災いがふりかかりまくる流れが爆笑不可避。個人的には、そのあとの囲碁サッカーの戦いもおもしろいですね。
第20話:日常の83
みおちゃんのBL本をみんなに手伝ってもらうシーン。
そのときに、ゆっこがシャーペンを誤って指に刺さってしまうんですが、ゆっこのリアクションが最高に笑えます。
「アアアーーーーーーー!!!!」と絶叫に腹が捩れるかと思いました。
さらに、まいちゃんの秀逸な背景センス、ゆっこの絵センスの無さ、笑いポイントがたくさんある回です。
第23話:日常の97
みおちゃんとよしのお姉ちゃんのお話。よしのがみおちゃんのために、ジャムを作ってくれたんですが、そのジャムが強烈にまずい。
まずさのあまり、みおちゃんが発狂するというエピソードです。
みおちゃんが台所に全力疾走するシーンがおもしろいながらも、やっぱり、京アニの走る演出は神がかっていると改めて分からせてくれました。
第24話:日常の105
みおちゃんと好意を寄せている笹原先輩とのお話。みおちゃんもおもしろいのですが、笹原先輩の奇行が最高に笑えます。
加えて、焦ったみおちゃんは曇りなのに「天気がいいですね」と恥ずかしい間違いをしてしまいます。でも、笹原はそれを笑いで流して「深いな」と意味不明な優しさも垣間見えます。
笹原先輩の1番おもしろいエピソードだと思います。
アニメ「日常」がみられるおすすめサブスク

1番おすすめしたいサブスクは「U-NEXT」です。期間内で解約をすれば無料でつかえるお試し期間が31日間もあり、高画質でみられる高性能サブスク。
次点で、Hulu・アマプラになります。HuluもU-NEXTにならぶ高画質で「日常」を楽しめるものの、お試し期間が短いのがネック。
アマゾンプライムビデオは、サブスクがメインのサービスではないため、画質はU-NEXTとHuluに劣りますが、充分みられるレベル。ただ、広告が流れるのがちょっとだけ厄介。
やはり、画質や無料期間を考えると「U-NEXT」でみるのがベストですね。アニメはやっぱり高画質でみないと!
「日常」を見るべき人
日常は意味不明な流れで笑いを取ってくるスタイルなので、リアリストや頭が固い人は絶対楽しめません。
アニメだからこそ出来る笑いをみさせてくれるので、アニメに現実的思考をいれてしまいがちのひとは笑えないでしょう。むしろ、つまらなさを感じるかも知れません。
シンプルにいえば、真面目な人ほど楽しめないって感じですかね。
しかし、下記のかたは絶対楽しめます。
- 過去にギャグアニメで爆笑したことがある人
- ありえないことに対して深く考えずアニメを見られる人
- アニメはアニメと割り切っている人
- 楽観的
このようなかたは、比較的爆笑できるかと思います。
日常は最高に笑えるギャグアニメの反面、なのちゃんの物語など感動的な部分もあったりします。筆者の友人には、アニメ最終回で泣いたっていう猛者もいます。
日常は笑いがあり、ちょっぴり感動するアニメです。お時間があるかたはぜひご覧になってみてください!

アニメをみる時間がないなら、マンガもおすすめ!全10巻なので完読するのにそこまで時間はかかりませんよ