こんにちは!Kanavu編集部(@kanavu20)です。
2018年秋アニメの覇権といわれ、多くのアニメファンを魅了した『ゾンビランドサガ』日本国内の人気は言うまでもないですが、その評判は海外にも波及しました。
そして、きたる2021年春アニメに待望の第2期が放送されることで、再度注目浴びています。
筆者も首をめちゃくちゃ長く楽しみにしている1人で、2021年春アニメ期待&注目ランキングでは堂々の1位で紹介しています。それほど、ゾンビランドサガ1期には多くの魅力が詰まっていました。
とはいえ、1期放送時はオリジナルアニメということと癖の強いアニメだったことで「2期はちょっと難しいのでは?」と正直思っていました。
でも、ご存知のとおり2期が決定。そこで疑問に思ったのが「なぜ?」「どうして?」だったのです。この疑問を解決するべく、いろいろ調べてみました。
ゾンビランドサガを楽しみにしている方へ情報共有します!
ソース元を表記するなど信憑性を高めていますが、あくまで一般人の独自調査ということをご理解いただけると幸いです。
ゾンビランドサガが2期決定した3つの理由
考えられる理由は3つです。
- 円盤の売上が凄すぎた
- メディアの力と海外からも評価
- 舞台になった佐賀県の影響も大きい
細かい理由はあるかもしれませんが、ゾンビランドサガについて調べたところこの3点に行き着きました。それぞれ解説していきます。
第1巻の売上枚数は2万枚以上!円盤の売上が凄すぎた
『ゾンビランドサガ』は、ライトノベルやマンガなど原作がないオリジナルアニメになります。
本来、アニメの目的は原作の売上向上を目指した販促コンテンツといわれています。現に、2020年人気が爆発した『鬼滅の刃』は、アニメ放送時点で大きく発行部数を伸ばしています。
19年4月6日:350万部(テレビアニメ放送時)※4月9日発売巻で500万部
https://www.oricon.co.jp/news/2172643/full/
19年9月末:1200万部(テレビアニメ終了時)
19年12月4日:2500万部
20年2月4日:4000万部
20年5月13日:6000万部
20年7月3日:8000万部
20年10月2日:1億部
ご覧の通り、アニメ終了時には約4倍以上も売上を伸ばし、PRESIDENTの「発行部数が1年半で16倍『鬼滅の刃』が愛される3つの理由」では、SNSでの口コミや有名人たちの絶賛が影響していると発信しています。
もちろんアニメ化され原作が伸びたタイトルは、マンガだけではなくライトノベルもあります。
例えば『オーバーロード』は、アニメ放送前に9巻まで発売していましたが累計発行部数は約60万でした。しかし、アニメ終了時には、コミック1,2巻をあわせて150万部まで数字を伸ばしています。
このように、アニメ化することで原作の売上が伸びることがあります。
でも『ゾンビランドサガ』は、原作がなく単純にアニメだけで勝負したコンテンツになります。そのため、ライトノベルやマンガなど他のキャッシュポイントがなかったにも関わらず、2期が決定されたのは相当凄いことなのです。
その要因となったのが「円盤の売上」です。『ゾンビランドサガ』の第1巻の売上が約22,000枚、5,000枚以上が2期のボーダーと言われていますが、それをゆうに超えています。
また、第2巻の初動売上が15,000枚以上。イベント優先権などがなかったため、純粋に15,000人以上が次巻を求めていたのです。
2010年代前半であれば「へぇーすごいね」と軽い感じで流せてましたが、現代アニメ業界はVODなど配信サービスが充実しており、その中でこれだけの円盤売上枚数は快挙に近いでしょう。
グッズやCDの売上などもありますが、2期制作決定は円盤の売上がもっとも大きい影響を与えたと思います。
メディアの力と海外からも評価
『ゾンビランドサガ』は、アニメファンやアニメ好きの方々からの支持も凄かったですが、佐賀県が舞台ということでメディアでもバンバン発信され、海外でも一定以上の視聴者が付いたことも2期の後押しになっていると見ています。
まずメディアについてですが、『ゾンビランドサガ』はさまざまなグランプリで賞を受賞しています。
1つ目はニコニコ動画の株式会社ドワンゴが集計した「アニメ総選挙2018」では大賞に輝いています。
しかも、13万人以上からの回答かつ10~40代の年代別でも1位に輝く快挙っぷり。人気の高さが伺えますし、大手の動画プラットフォームからの発信ですから、宣伝力もバッチリでした。
加えて、アニメアワード2019ではアニメファン賞を『BANANA FISH』に譲ったものの、作品賞を受賞しています。『ゾンビランドサガ』は、アニメファンから評価され、メディアでもしっかり取り上げられた実力あるアニメです。
次に、海外からの評価です。
日本と比べ海外からの評価はドライ気味でしたが、それでも一定以上の評価がされています。
世界的に有名なアニメレビューサイト「MyAnimeList」では、10段階中7.53の評価が得られ、31万人以上がリストにチェックを入れています。2018年秋アニメのオリジナルアニメ枠では、評価・リスト数ともに1位です。
また、年代問わず音楽ジャンルのリスト数を見てみると第7位。
数字的にも『ゾンビランドサガ』は、海外でも一定以上の評価がされていることが分かります。それが2期制作へと、少なからず繋がっているかもしれません。
佐賀県も推したいコンテンツになった
佐賀県は複数の人気アニメの舞台になっており、それにあわせて海外旅行者の誘致や限定商品を展開していることをご存知でしたでしょうか。
『ゾンビランドサガ』もそうですが、『ユーリ!!! on ICE』や『おそ松さん』も佐賀県が舞台です。聖地巡礼などに訪れる人も多くいらっしゃるようです。
また、アニメではないですが、大人気ソーシャルゲーム『ロマンシング・サガ』とコラボするなど、エンタメを地域活性化に取り入れている地域になります。
自治体国際化協会でも『ゾンビランドサガ』のPR効果がピックアップされています。
佐賀の名産や観光地が多数登場しているため、佐賀の良いPRとなっており、大変ありがたく思っております。実際、アニメに登場した場所に訪れる“聖地巡礼”するファンも多く、佐賀の風景を自分の目で確かめ、主人公と同じポーズを撮ったりし、楽しんでいます。県ではそのようなファンのみなさまが、より佐賀を楽しむために、アニメの聖地巡礼を扱ったテレビ番組や観光マップの作成を行ってきました。
http://economy.clair.or.jp/casestudy/inbound/5475/
記事中には、インバウンド効果は数値化されていないと前置きしつつも、台湾の方を中心に見かけるようになったということなので、少なからず効果はあったようです。
ちなみに、海外のアニメメディア「ANIME NEWS NETWORK」では、ゾンビランドサガと紐付けて佐賀県が受けた台風被害も報じられたりしています。「台風で被害を受けたゾンビランドサガの実在モデルロケール AnimeNews Network」
台風というネガティブワードにはなりますが、「佐賀県=ゾンビランドサガ」というイメージは持たれているかもしれませんので、逆に捉えれば佐賀県のPR効果はあったかもしれませんね。
このように、佐賀県としても広報素材で使いたいこと海外でも反響を受けていることを考えれば、県としても2期制作には協力的にならざる得ないかもしれません。
まとめ
ゾンビランドサガ2期制作が決定した3つの理由
- 第1巻の売上枚数は2万枚以上!円盤の売上が凄すぎた
- メディアの力と海外からも評価
- 佐賀県も推したいコンテンツになった
以上、kanavu編集部が考える「ゾンビランドサガが2期制作が決定した理由」になります。
もちろん、上記以外の理由はあると思います。その際は、本ページを添えてSNSで独自見解を述べてくれると嬉しいです。
ゾンビランドサガの放送は2021年4月です。まだ『ゾンビランドサガ』をご覧になっていない方は、今すぐ視聴してみてください。アイドル系アニメが嫌いじゃなかったら楽しめるはずです。
『ゾンビランドサガ』以外の2021年春アニメが気になる方は、下記の記事もご覧なってみてください。思わぬ春アニメが見つかるはずです。